今後は縮小が考えられるふるさと納税
2017年に返礼品問題が生じたことで有名になったのが「ふるさと納税」です。
すでにご存知の人も多いことと思いますが、「ふるさと納税」とは自分が納税する場所を居住地域ではなく、その他の場所に指定することができる制度です。
この制度の利用により、自治体から返礼品を受け取ることができるようになっています。
この返礼品は、居住地ではなくそれぞれの地域に納税してくれたことに対するお礼として行うものだったのですが、制度が始まってから返礼品の競争が激しくなり、高価過ぎる品物を返礼するようになったことが問題になりました。
返礼品目当てで寄付をするということが「ふるさと納税」の趣旨に反するという指摘を受けたということもあり、今後は縮小方向になりそうに思えますね。
ただ、実際にはふるさと納税という制度が始まってから、それを行う人のほとんどは返礼品を目当てにしていましたので、何を今さらというのが感想です。
ふるさと納税で貰った印象的な特産品
個人的には早くからふるさと納税には興味があり、特殊な返礼品も受け取ってきた経験があります。
まず印象的だった返礼品が、宮崎県都農町の尾鈴豚のPORWMIUM PORKです。
こちらは1万円分ががっつり送られてくれるというセット内容であったこともあり、かなりお得だったなという印象がありますね。
もう一つ、肉絡みで印象的だったのが黒毛和牛セットで、こちらも佐賀県へのふるさと納税をすることで同じようにセットで受けることができました。
ただ、ふるさと納税が本来の趣旨を外れた目的で使用されるようになっているという意見については個人的に反省をするところもあり、現在では自分たちだけではなく他に役に立つ方法はないかということで選ぶようにしています。
今注目しているのが広島県神石高原町の「殺処分ゼロ」のための補助金として行われるふるさと納税や、佐賀県NPO法人による「1型糖尿病の児童のための治療費」として使用される納税を考えています。
普段納税をする時には、自分の支払った税金が何にどう使われているかが分からず、納税意欲がなくなってしまうことがありますよね。
こうしたふるさと納税は、自分が納得できる納税ができるということで非常に優れた制度なのではないかと思います。
今後はまた違った制度になるとは思いますが、より世の中がよくなるように小さいことながら自分と家族たちで強力をしていきたいと考えています。
ワンポイントアドバイス
2018年のふるさと納税は12月31日までの寄付が有効となっています。
2019年1月~3月までは2020年の税金控除の対象になるので、ふるさと納税による寄付をする時には時期を見て行った方がよいでしょう。