頑張ったことを褒めよう
現代の子どもに欠けているものの一つとして、話題なのが自己肯定感という感情です。
自己肯定感とは、自分が大切な人間だと思う、自分には価値がある人間だと思うという、自分を認める気持ちのこと。子供が成長する上で、この感情は非常に大切です。
自己肯定感があれば、様々なことにやる気が出る、つまりやる気を引き出すことにつながるからです。
では、子供の自己肯定感をできる伸ばすために、親にできることとは何なのでしょうか?
一つ目に大切なことは、頑張ったことを褒めるというポイント。
親は、能力や結果を褒める傾向があるのですが、子供が頑張ったポイントを褒めることで、子どもの自己肯定感を伸ばすことができます。
とにかく褒めれば良いというものではなく、頑張ったその事実を褒めるということです。
頑張った結果だけを褒めると、子供は自分に価値があるのではなく、自分の結果に価値があると感じてしまうのだそう。
また、良い結果が出ないと諦めがちになったり、自分を受け入れることができないといったネガティブな感情ににつながります。
目標は高くしすぎない
大人になると、いつも目標は高く持つようにと言われます。しかし、高い目標を設定しすぎると、子供の肯定感を伸ばせなくなってしまいがちです。
目標をまた達成できなかったという感情は、子供を自分はダメだ、何をやってもうまくいかないという気持ちにさせてしまうからです。
現実的かつ、高すぎない目標を達成できたという気持ちを一度手に入れると、子供のやる気はグンと伸びるため、自己肯定感のアップにもつながります。
あまりに高い目標をセットされ、達成できない経験を繰り返すよりも、小さな目標でも毎日少しずつ達成できる、そんな満足感の方が自己肯定感のアップにはもってこいです。
失敗した経験をたくさん話す
失敗するのを怖がらないで、自己肯定感のある子供にするためには、大人が失敗した経験をたくさん話してあげることが大切です。
仕事やプライベートなど、他の人が失敗した経験を聞くと、失敗してもいいんだ、失敗しても恥ずかしいことではないんだ、と学ぶようになるからです。
やったことがないから、失敗したくないからやりたくないという姿勢ではなく、失敗から学べばいいんだということを理解すれば、自己肯定感を育てることができるんです。
特に、親や家族など身近な人が失敗したことがあるということが分かれば、肌で学ぶことができるんです。
大人が良い部分だけを見せるのではなく、自分が失敗してしまった経験やうまくできなかった経験を笑いながら伝えることで、失敗が必ずしもだめなことではないと分かり、自己肯定感のある子供に育てることにつながります。