無駄遣いの防止方法
無駄遣いは貯蓄の最大の敵です。
私達が生活をしていく時には必ずお金が必要になりますが、それは必ず必要になるお金とそうではないお金とがあります。
全く無駄遣いをしないというのも何だか潤いのない生活のようですが、かといって必要ではないお金をどんどん浪費していると、結果的に生活のハリをなくすことになってしまいます。
最も重要なのは、「無駄遣い」とは何なのか、ということを意識した生活をするということです。
無駄遣いを防ぐためには、まず家計簿をつけて毎月どれくらいのお金がかかるかを計算しましょう。
生活費には家賃や住宅ローン、光熱費の基礎料金といった自分の力で削ることができない部分と、食費や嗜好品など節約ができる部分とがあります。
家計簿をつけることで絶対に一ヶ月あたりにかかる料金がわかるようになりますので、そこからどこにどんなふうにお金を使っていくかということを考えてみてください。
食費など定期的に使うお金については、毎月の目安を先に決めておいてそこからしか出さないようにすると、無駄遣いを防いで必要なものだけを買うことができます。
貯蓄するための考え方
貯蓄をするときに基本になるのが「残ったら貯める」という考えを捨てるということです。
人は、手元にあるものを使ってしまうという特徴があります。
とりあえず収入があったらそれを必要なだけ使って、残ったら貯蓄に回そうというふうに考えているうちは、絶対に貯蓄をしていくことができません。
確実に貯蓄をするためにはまず先に一ヶ月あたりに生活にいくら必要であるかということを算出し、いくらまでなら貯蓄に回すことができるかということを考えます。
金額を決めたら必ずその金額を貯蓄するようにして、それ以外の部分で家計をやりくりしていくようにしましょう。
また、お金が貯まらない人の特徴として「お金を使わない」ということがあります。
この「お金を使わない」というのは使うべきところで使わないという意味です。
大切な友人づきあいや記念日のお祝いなど、お金を使うべきところをケチケチして出さないということで、よけいにお金が貯まりにくくなってしまいます。
お金を上手に貯めるためには節約だけではダメで、使うべきところとそうでないところのメリハリをしっかりつけていくということが重要なのです。
ワンポイントアドバイス
金銭感覚は人によって異なりますので、もし人付き合いをしていて「この人とは価値観が違うな」と思ったら、少し距離を置くということも大切です。
身近にお金をどんどん浪費するタイプの人がいると、自分も影響されてしまいますので、そのお金は人に引きずられて使っているものではないか、と考えながら使うようにしましょう。