子どもの留守番はいつから
小学生くらいまでは親離れも子離れも難しく、お互いに離れる時間には不安が伴うものです。
しかし少しずつ親子が離れる時間は増えていきますし、子どもだけで家で留守番をすることも出てきます。
子どもだけで留守番をするのは9割以上の子どもが経験することです。
しかし子どもの性格や環境によって留守番が問題なくできる年齢は変わってきます。
一般的には小学1年生頃から一人で留守番をすることが多いです。
理由は様々ですし、多くの保護者は子どもだけでの留守番は不安を感じながら行っています。
お互いに少しでも不安を解消して留守番をできるよう、事前に想定できるトラブルと対処方法を考えておきましょう。
留守番時には約束を決めておく
子どもだけでの留守番では何かトラブルが起きても子どもたちだけで対応しなければなりません。
そこでできるだけトラブルを回避するためにも事前に親子で約束を決めておくようにしましょう。
ここでは約束として決めておくとよいことを紹介していきますが、子どもの年齢や性格によっても対応方法は変わってきます。
そこでここで紹介する約束をベースとして子どもに合った内容にしたうえで、子どもと約束することが望ましいです。
留守番で約束するべきこと
留守番時の約束で必ず決めておきたいのが来客への対応です。
友人が訪れてくるだけでなく、勧誘や留守を狙って不審者が家を訪れてくることもあります。
どんな相手が来るかわからないので、誰が来ても玄関の鍵を開けないことを約束することが望ましいです。
しかし中にはどうしても玄関の鍵を開けて対応しなければならないようなこともあります。
対応する相手の選別を事前にしておくこと、対応する際にはドアチェーンは掛けておくことなども話し合っておくと安心できます。
電話対応も同じように取り決めが必要です。
自宅の固定電話は留守番電話にしておき一切電話に出ないようにするのも一つの方法ですが、親子でのやり取りのために固定電話を使う場合には電話に出る必要があります。
そこで電話に出る場合には、留守番電話にしておき相手がだれか確認してから出るようにしたり、勧誘など話す必要のないものは家に家族がいる設定で断る練習をしたりしておくとよいでしょう。
長時間の留守番の場合には子ども自身で昼食の支度をすることもあります。
その際のガスや電子レンジ、電気ケトルの使い方やどこまで使っていいのかも話し合っておくことが必要です。
万が一に備え、もしもやけどをしたときの対処方法についても確認しておくようにしましょう。
何かあったときのための対処方法と、連絡先、連絡方法の確認もしておく必要があります。
地震のときの行動や何かあって親に連絡をする方法など、困ったときに確認できるようリストにしておくと親子共に安心です。