おさがりの渡すの際のマナー
子供はすぐに体が大きくなりますから、洋服を購入してもすぐにサイズアウトするので、ママ友同士のおさがりのやり取りで助けられることもあるでしょう。
しかし、「これはいらなかった」「せっかくあげたのに」というようなお互いにモヤモヤすることもあるようです。
おさがりを渡したい側は、事前におさがりが必要か聞いてみましょう。
家庭によっては、何らかのこだわりを持っていることもあります。
おさがりに関しては「もしよかったら」といった趣旨の言葉を伝え、ほしいものだけ受け取ってもらう形をとるとよいでしょう。
また着古した下着や、汚れが強いもの、破れがあるものもNGです。
もったいないと思うかもしれませんが、こういったものは自宅で処分しましょう。
もちろん、おさがりを渡したその後の処遇については問わないようにするのもマナーです。
おさがりを受け取るとき・断るときはどうする?
おさがりを受け取る側にもマナーがあります。
いま、必要なものだけを受け取ることが鉄則です。
3か月以内に着用の機会がないおさがりは、受け取らないようにしましょう。
というのも、いったん見送ることで、ほかのママが受け取れるかもしれません。
一人でも多くのママにおさがりがつながると、おさがりを渡す側のママの株が上がることもあるでしょう。
受け取る側はママ友同士シェアする気持ちを持つと、ネットワークが広がります。
また、おさがりを受け取ったら品物の価値を問わず500円~1,000円程度のお菓子類をお礼にお渡ししましょう。
七五三の着物やドレス、ブランド系のよそ行きのお洋服などを受け取った場合は、1,000円~1,500円程度のお菓子を準備しましょう。
このお礼は、その服を着ていたお子さんの好みに合わせて選ぶのがポイントです。
タイミングによっては、おさがりが要らない場合もあります。
おさがりを断るときには、「おばあちゃんがたくさん買ってきちゃうから、タンスがいっぱいなの」「子供が気に入ったものしか着ない」というように、きちんと理由を伝えてお断りすると角が立ちません。
おさがりの価値観は人それぞれ
洋服に対する価値観は人それぞれで、新品しか着せたくない、おさがりでも好みのデザインを吟味して着せたいなどいろいろな考えを持つ人がいます。
なかには感覚が過敏な子供もおり、タグや生地の風合い一つで着用が難しくなることも予想されます。
おさがりは誰かに押し付けることなく、必要な人に回るようにすることを心がけましょう。
また、おさがりを人にあげたくない場合は「親戚の子にあげると約束している」というように第三者の名前を出して断ってもよいでしょう。
ママ友同士のおさがりのやり取りでモヤモヤを残したくない場合は、早々にリサイクルショップなどで現金化させるのも手です。