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繰り返し使える布おむつの選び方

布おむつとは

ひと昔前までは、おむつといえば布おむつが主流でした。
使い捨ての紙おむつが日本で登場したのは1981年ごろのことですから、比較的最近のことです。
ちょうど働くお母さんが増えた時期で、家事の時間短縮ができる紙おむつはあっという間に普及していきました。
それと並行して、これまで使われていた布おむつを使用する家庭は激減しました。

ところが、最近になって布おむつが再び流行し始めたのです。
布おむつは使い捨ての紙おむつとは違って何度でも洗って使用できるため、ゴミを減らすことができますし、エコロジーという観点からもおすすめのアイテムです。
とはいえ、紙おむつと比較すると吸水性に劣るため、1日に何度も交換しなければならないというデメリットがあります。
洗濯が大変なのも布おむつのデメリットと言えるでしょう。

こういったデメリットが多いにも関わらず布おむつの人気が出てきている背景には、布おむつのほうが紙おむつよりも圧倒的に経済的だという理由があります。
赤ちゃんが生まれてから3歳になるまでにかかる費用を比較してみても、紙おむつと布おむつとでは数万円の差が出てきます。
さらに、布おむつは頻繁に交換をしなければならないため、トイレトレーニングにも向いているというメリットがあります。

布おむつを形で選ぶ

布おむつの形状は、大きく分けて「輪形タイプ(輪おむつ)」「成形タイプ」「一体型タイプ」の3種類があります。
輪形タイプは約30cm×70cmの布の両端を縫い合わせて輪っか状にしたもので、折りたたんでおむつカバーにセットするようになっています。
折りたたみ方は何種類かあり、赤ちゃんによって合わせられるのがメリットです。
価格的にはリーズナブルですが、大判なので、洗濯した時に干すスペースを確保しておく必要があります。

折りたたむのが面倒だというお母さんには、成形タイプの布おむつがおすすめです。
成形タイプはサイズもコンパクトなので、狭い集合住宅でも干す場所に困りません。

一体型タイプはおむつカバーと布おむつが一緒になっているタイプなので、おむつ替えが手早くできる点がメリットです。
価格は輪形タイプや成形タイプの布おむつと比較するとやや高めとはいえ、忙しいお母さんにはおすすめです。

布おむつを素材で選ぶ

布おむつの素材としては、やはり肌触りのいいコットン100%が一番です。
合成繊維でできた布おむつも速乾性に優れていて、便利です。

また、バンブー(竹)素材の布おむつも、表面が滑らかでしかも抗菌防臭作用に優れているので、人気があります。
一度洗濯すると乾くのにやや時間がかかり、価格も高いのがバンブー素材の布おむつのデメリットとはいえ、長い目で見ればおすすめの素材です。
少しお金を出しても、いい素材を使うのがおすすめです。