お米は密閉保存が基本
お米は精米済みのものと玄米それぞれで販売されています。
家庭用精米機がある場合を除き、一般的には精米済みのものをスーパーで購入しているのではないでしょうか。
家族の人数に合わせて、5キロや10キロなど大袋で購入するケースが多くみられます。
お米の保存方法について、正しくは知らないという声もあるようです。
米袋に入れたままの状態で保存するのはNGで、これはお米の劣化を進めてしまいます。
お米を保存する方法としておすすめしたいのが、密閉保存です。
密閉容器やジッパー付きビニール袋に入れ、空気に常時触れない形で保存しましょう。
1合~3合程度、1度に炊飯をする量に小分け保存をすると空気に触れるリスクを減らせるのでおすすめです。
準備できるならば、米専用容器やガラス容器などを利用するとよいでしょう。
密閉保存をすることで、虫の侵入なども防げます。
高温多湿に気を付けて!
お米は吸湿しやすい性質で、湿気を多く含んでしまうとカビが生えやすくなります。
湿気ることでご飯の炊きあがりや風味に影響しますので、湿気は大敵です。
高温の場所で生米を保管することも避けてください。
お米は熱で乾燥し割れやすくなりますし、お米が割れてしまうと食感や風味が落ちてしまいます。
なお、高音だけでなく湿気でもお米は割れてしまうので、高い湿気には注意しましょう。
したがって、お米は高温多湿の場所での保管は避けてください。
キッチンの中で、お米の保管場所としてふさわしくないのがシンク下です。
排水管などが近くにあるため湿気が高く、高温になりやすいからです。
お米の保管場所がシンク下しかないという場合は、冷蔵庫での保管をおすすめします。
適度な保湿が叶う冷蔵庫の野菜室などに入れて冷蔵保存をすると、フレッシュな状態で食べきれます。
ニオイ移りに注意
お米の保存をする際に気を付けてほしいのが、「ニオイ移り」です。
お米は吸湿しやすいうえにニオイ移りしやすい性質があります。
いったんついてしまったニオイは米粒が吸着しているため、研いでも消えることはありません。
密閉保存をするとニオイ移りはしにくくなりますが、それ以外の保存方法では「炊きあがりの米が何となく臭う」といったこともあるでしょう。
もちろん、味にも大きく影響します。
芳香剤や洗剤と一緒に保管する、香りが強い香辛料と同じ場所で保管することは避けるべきでしょう。
先に触れたシンク下での保管では、カビの臭いがついてしまうこともあります。
洗剤やカビの臭いがついてしまった場合は、残念ながら風味に影響するので食べられません。
香辛料の匂いがついてしまった場合は、炒めご飯など調理をすると気にならなくなるでしょう。