見直すときのポイント
生命保険は、一度加入したなら長期的に加入しておきたいものです。
しかし入ったら入りっぱなしと言うわけにもいきません。
人生には就職や結婚、転職、出産などのライフステージがありますから、そのライフステージに合わせた保険内容に見直す必要があります。
特に、不必要なのに高い保険金を支払っていたという場合、保険を見直し保険料を改善することで家計の固定費がかなり節約できる可能性もあります。
では、実際に見直すときはどのようなポイントに注意すればいいのでしょうか?
一つは、「必要な保証は何か」と言う点です。
例えば子供がいる家庭の場合、働き手である存在が働けなくなってしまっても子供のための一定収入が必要となります。
それ以外にも、「子供の教育資金を溜めておきたい」と思う方もいるかもしれません。
このようなライフスタイル、家族構成などから必要な保証が何か理解できたら、次は「月々いくら必要になるのか」と言う点に焦点を当てます。
子供の年齢が低ければかかる費用も少ないですが、高校生や大学生であったり、私立の学校に通ったりすれば多くの金額が必要になります。
これらを加味して月々必要な保険料を算定し、そこから逆算して月々の支払保険料を決めます。
見直し内容によっては支払い保険料が増えてしまうかもしれませんが、いざというときに家族を支えてくれるのが生命保険ですから、適切な内容であれば支払っておいて損になることはないでしょう。
見直しのタイミングって?
生命保険などを見直すタイミングは、さきほども書きましたがライフステージの変化が深く関係しています。
一番大きな見直しポイントは、結婚、出産、そして定年と押さえておくといいでしょう。
結婚・出産は、つまり「家族が増えるとき」です。
結婚したときは配偶者の年収や勤務形態、健康状態と自分の年収・勤務形態、健康状態、転勤の意思などをすり合わせてどの保険がベストか決めるといいですね。
出産して家族が増えた場合、子供がある程度の年齢に達するまで保護できる分だけの収入が必要になりますから、慎重に保険を決めたいところです。
子供が大学行きたいと言ったときに行かせてあげられるように、と貯金や積み立てをするのであれば、それらの支出ともバランスを取らなければいけません。
定年になったときというのは、まさに自分が仕事を引退し年金で生活をスタートするというタイミングのときです。
今までの収入で支払えていた保険が支払えなくなるというのは十分にありえることですから、保険料の見直し、内容のチェックが必要となります。
また、もう一つ保険を見直したいタイミングに「ローンを組んだ時」というものがあります。
住宅や車など高額なローンを組んだ時、支出が増えるということですから家計を見直すためにも保険見直しが必要となります。